「ミイ」


「……………」


――――カン、カン、カン。


ミイと居るならば、怖くなんてない。


「帰ろ」


俺は死んだ。そして、隠れて見えなかった幸せに出会った。



――――なあ、ミイ。


お前も、俺や海渡に触れることで、生きることの幸せを知ろうとしてるんじゃないか?



「…優斗」


「…ん?」


ミイは振り返り、俺を見て
――――ほほ笑んだ。