「おっはよーーー!!」
「おぅ。お前ら今日も仲良く登校か~」
あたしと優斗は同じA組だった。
「ほんっと仲いーよな」
アハハハハッ
教室に優斗も含む男子たちの笑い声が響いた。
女子は女子で盛り上がっていた。
最初は
「ユウトと同じクラスとか、マジ嬉しいんだけどッ!」
「これからは毎日のようにユウトを近くで見れるの?」
「サイコーー!!!」
と、みんなそれぞれ言っていた。
けど、話題はだんだんそれて
「杉森さんもこのクラスなの?」
「えー…。ユウトあたしらにかまってくれないじゃぁん」
「せっかく一緒になれたのに~」
みたいな感じであたしに対する不満に変わっていった。