彼の名前。



「愛華ぁ!準備できたぁ??」


「あとちょっとー!」


今日は朝から泡立たしい。

何故かと言うと、今日はあたしとママが引っ越す日なのだ。


拓也の家に。


おとといにママ達は結婚式を済ませた。

ウチよりも家が大きく、部屋数が多い史也さんの家は相当金持ちだという事をあたしは昨日のうちに下見をして知っていた。


カバンを肩にかけると一階に下りて行った。

この家ともお別れだ。


「早くしないと史也さん来ちゃうわよ!ほら!!」

「わかってるよ!!」