彼の名前。




エレベーターから見える外の風景を綺麗だと思う。

それは、あたしの隣居る人がそんな人だからだろうか?


エレベーターが一階に着いてエレベーターから降りた。

あたしが来たときはたくさんいた大人たちはもうほとんどいなかった。

むしろ、二人だけのようで。

黙って歩いて、この高層ビルから出た。

やっぱりこのビルはあたしに不釣り合いだったらしい。

ビルから出て、解放された気分になる。

ねぇ、森下。


「再婚なんて、しなくてもよかったのにね」

「・・・・」


本当に。


「どうしてだろうね。なんで、再婚なんだろうね」


なんで、あたし達が兄妹なんだろうね。