ナイショなダーリン-R&M-

まさか命令されてるなんて言えないっ。


「その衣装は、テルだろう?」


「え……はい」


目じりにシワを寄せ、やはり、というようにうなずいた。


「あいつは勘違いされやすい。だがモデルの仕事に関しては天性の何かをもっている」


「そう……ですね」


あたしは雑誌のライトを思い出した。
鋭い瞳。
甘くて切ない表情。


「衣装の魅力を引き出すことに長けている、あなたのソレのように」


言って、また微笑んだ。
あたしは少し赤くなり、有難うございます、と呟く。


「あの、このBarにはよく?」


「ああ、テルに依頼したい仕事があるときは必ず」