「みく」 「……っ」 ライトの手の中にあったもの。 それは女の子の憧れ。 いつか白馬に乗った王子様が現れるって。 そう信じて。 「卒業したら結婚しよう」 ただ、泣くことしかできなかった。 海の音。 風の音。 ライトの大きな手の感触。 忘れない。 優しく抱いてくれたことも。 ありがとう。 あたし、十分だよ。 ライト。