「行こう、姫?」 あたしは二葉さんについて、店を出た。 ライトへの想いを決めた。 必ずこの人から守るんだ。 「DJ……?」 二葉さんはクラブでDJをしているらしい。 あたしを招待するって。 入れてくれたのはいいんだけど。 ライトのBarとは正反対。 ギラギラ、全面鏡張り? 「なんか飲もっか」 激しく鳴る音楽で声すら聞こえない。 皆踊ってる。 自分の世界。 ふっとため息交じりにぼんやりしていた。 あたしの目に。 それは間違いなかった。 「……みく……」