「ここじゃマズイんじゃないの?みくちゃん?」 「わ、分かったわよ」 あたしは高級外車に乗り込んだ。 まんまとやられた。 学校で待ち伏せなんて。 「俺って結構大胆でしょ」 「ええ。とーっても」 「あれ、随分嫌われちゃったなあ」 平然と車を回し、これまた高級そうなファッションビルに停まった。 「着いたよ」 看板には『c-love-r』とあった。 二葉さんの店だ。 でか。 プリナイに負けてない。 それに目と鼻の先だし…… 「入って」