☆優姫SIDE☆
あたしは親友の彩と一緒に学校へ行く為に、待ち合わせの場所に向かった。
最初に着いたのはあたしだった。だけど、すぐに彩の姿が見えた。
「彩~! ぉはよぉ!!」
彩に聞こえる様に、少し大きめに挨拶をした。
そしたら、嬉しそうに笑って、手を振った。
「おはよぉ、優姫ちゃん!」
彩。フルネームは華城彩。あたしより背は低くて大人しい性格かな?
人見知りで、自分からあんまり話しかけられないみたぃ。
部活はしてなくて、髪は肩よりちょっと下くらいまで長くて、茶色でふわふわしてる♥
瞳はパッチリしてて、まつげも長くて・・・もぅ完璧!
「ねぇ、彩。今日楽しみだね!」
「へ? 今日何かあるっけ??」
まただ。彩ってボーッとしてる時あるからこういうことよくあるんだよね。
「もぅ忘れちゃった? 転校生来るんだよ。て~ん~こ~ぉ~せ~い!!」
「そ・・・そぅだっけ?ごめんね。」
『ごめんね』って・・・。こんな可愛い子から謝られたら許すに決まってんじゃん♥♥
「・・・。」
ん?何か元気なくなっちゃった。ちょっと強く言っちゃったかな??
「彩? どぅしたの??」
「ぅん・・・。転校生と仲良くできるかなぁって・・・。」
そっか。彩は人見知りで、知らない人に話しかけるの苦手だもんなぁ。
「大~丈夫! 彩なら大丈夫だよ。」
うん、絶対大丈夫!彩は他の人達からも好かれてるし、優しいしね。
「そっか・・・。そぅだよね!」
「ぅんっ!あたしが保障する!!」
「ホント? ありがとぅ。」
もぅぅ、何でこんなに可愛いの~!! 笑顔可愛いすぎだよ、彩~!!
彩はあたしの自慢の友達。彩をいじめる奴がいたら許さないから!!?
彩といろいろ話しながら歩いていたら、学校は目の前だった。