精霊のいる森で。

「僕は森に行ったことがある。
そこで出会った人に、君はそっくりだ。」


「…あなたが、私のお父様??」


「そうかもしれないな。」


ちょうどそこに、幼女と同じ年くらいの男の子が現れた。


「父さん、早く帰ろう。」


その子は父の服の裾を引っ張り、
どこかへ連れて行こうとする。


その子を抱きかかえて、男は問うた。


「来るかい?」


「…え?」


「君の母の話を聞かせてくれないか?」


「もちろん。」


幼女は男に連れられて、村を歩く。