精霊のいる森で。

決して叶うはずのない恋だった。


少年はいつか死んでゆく。


成長し、老いる。


だが、少女は、成長しないし、不老不死だ。


2人は、一緒になれはしない。


だから、少女は少年に釘をさすように、言ったのだ。


自分のことなど、好きになってはいけないという意味を込めて。