精霊のいる森で。

少年はこの森に来るのが、好きだった。


…森もだが、少女のことも、好きだった。


だから、その後何度も足を運んだ。


少年は、少女といることで、自分の中の棘のある部分がなくなっていくのを感じていた。


少年は、嫌いになりかけていた自分を。


もう一度、取り戻していた。