精霊のいる森で。

少女は初めて少年に会った日のことを思い出した。


少女は少年の手と足に触れ、
彼の傷を癒した。


もし、それが病気に対しても同じことができたら。


そうすれば、少年の病は治る、だろう。


「どこが悪いのか、教えて?」


少女は、彼の病気を治そうと、決意した。


少年は病名を伝えた。


少女は少年の胸に触れ…







少年は感じた。


自分の肺から、重いような物が取り除かれるのを。


それは自分から病がなくなったのだという実感だった。