精霊のいる森で。

「これは??」


「蜂蜜の小瓶。
元気がなくなってしまった時、舐めてみて?」


少年は小瓶に入った金色の蜂蜜を太陽の光に透かして見た。


とても綺麗で、少年はそれに見入っていた。


一方で、少女は、少年に触れても少年が消えなかったことに安堵していた。


「さぁ今日はもう村に帰ったほうがいいんじゃない?」


「…また、来てもいいですか?」


「もちろん。」


少年はもう死にたいとは思っていなかった。


また森に来るために、
まだ死なないでいようと。


そう思った。



少女が少年に渡した小瓶、それは…