精霊のいる森で。

“森の精霊よ、おまえは簡単には死ねないのだぞ。”


「…分かったわ。」


少女は頷き、湖をあとにした。


少女は“森の精霊”となった。


精霊は、王とは違い、人を救える。


そのことに、少女は安心していた。