「何怒ってんの?」

「怒ってないもん!!」

そういう私の顔は
頬をふくらませてプクーッとしてた。


「怒ってるじゃん。」

「だからぁ、起こってな…んッ!?」


な、ななななななに?!

よく見てみるとそれは
金髪君(仮)の指だった。


「がっかりした?」

「し、してないもん!!」


何この人。
人をおちょくってるの?!
最低ッ!!


「私、もう学校行きます!!
 失礼しましたぁ!!」


そういって私は
金髪君(仮)から走って逃げた。