「苺ぉ、起きなくていいのぉ?」

「んん…。眠いなぁ…。」

「もぅ8時だけどぉ・・・。」

「遅刻だぁぁぁぁぁぁっ!!」


やばいよぉ。
入学式そうそうから遅刻はやばいでしょ。

私、浅井苺は今日からはれて高校生。
憧れの寮生活の高校に合格して、
今日、入学式なんだ♪

楽しみ~!!

ってそんな場合じゃない!!
急がないと遅刻しちゃうよぉ((泣

私は即行着替えとしたくをして
家を出た。

「行ってきます!!」

「行ってらっしゃい。気をつけてね。」

「はぁい。」


家から結構遠い高校だから、
電車で通学。
と言っても通学今日だけで、
寮生活なんだけどね。


「うぅ、通勤ラッシュの時間はさすがに
 きついかもぉ…。」


人がたくさんのっている電車に
無理やり体をおしこめて
何とかドアの方のところに
たつことが出来た。


「ぁ、暑いよぉ…。」


目の前ではハゲたおやじが
新聞を読んでいたり、
本を読んでいたり、
サラリーマンが書類を読んでいたり、
ギャルが携帯をいじっていたり…。

こ、こんな暑い中でしないでよね。