風を切って



~帰り道~

あたしと光は同じマンションでお隣さん。
いつもは2人で帰るケド今日は1人。


なぜかというと・・・。

今日はカギを開けっぱなしだった!!
昨日買ったドーナツ取られたらどうしよう!!




ダダダダダダダダダダっ!!



とにかく、猛ダッシュ!!


「た、ただいまーーーーゼェゼェ。」


・・・。

・・・・・。

・・・・・・・。


・・・もう遅かったっす。

ずーーん。
ずずずずずーーーん。

「くやしー!あたしのドーナツ――――!!」

「一口やるよ。ほら。」

ぱくっ

甘いドーナツを一口食べる。  おいしーーー!!

「ありがと。・・・ってあたしのだし!」

こうやって光と笑ってる時間が、いっちば―――ん好き☆

大好き、光☆★






☆朝☆


ケータイから、音楽が鳴った。
誰?こんな朝早く!もっと寝てタイのに!
でも、かけてきた相手はびっくりする相手。

「もしもし。-光!?}
「ははっねむそうだな。」
「な、何の用?」
「じゃ、じゃーーんモーニングコールでーす☆」

「そ、それはどーも。」
「じゃっ学校でな。ボサボサの髪、はやくなおせよ。」

「うるさい。」
「ははっじゃ学校でな」

プツ。
光からの・・・モーニングコール・・・わるくは・・・ない。