里香はチラッと後ろを見た。 そこには怪しげな中年のおじさんがいた。 きっとその人が犯人に違いない。 こうなったら助けを呼ぼう。 ギュウギュウに押されているため 身動きが取れない。 声が思うように出ない。 感触がさらにエスカレートしていく。 もう大パニックだ。