よーこと志織と私で駅の本屋にいった。

志織はよーこの横に必ず居る。
私がよーこの横にいたら必ずにらむ。

私は結局よーこと志織の後ろを歩く。

よーこが本を買う。
よーこが私に話しかける。
「ゆーきのおかげで携帯小説にはまっちゃった」

志織が私とよーこがしゃべってる途中に
「よーこ!ねえねえ・・・・」
といって、よーこを私から離す。

そして私をにらむ。

「どうして話しちゃいけないの?」
そう思う。心の中で。


駅の本屋から戻り堀公園で遊ぶ。
私はベンチに腰をかける。

すると、志織がよーこに向かって
「ねね!塚ちゃんちいこうよ!」

塚ちゃんとは私の幼馴染。
「塚崎たか」。

よーこが
「ゆーきもいくでしょ?」
「うん・・・」

志織がよーこの腕をつかんで私の前を歩く。

そしたらよーこが
「志織ごめん!ゆーきと話があるから」

もう既に志織が虫やにらむことに心が病んでいた
私は目に涙がたまっていた。

あふれた。

よーこが
「どうした!?」

志織がこっちを向いた。
でも、すぐ前を見る。

よーこが話し出す。
「志織とケンカしたのはなぜ?」
「クリスマスパーティに人をたくさん誘ったから」

涙が・・涙が・・・・

そして塚ちゃんの家に着いた。
よーこと志織が塚ちゃんの家の前で
「つかちゃーーーーん」
と呼ぶ。

たいてい家にいるときのつかちゃんは
外から呼ぶと
窓から顔を出して「なんー?」
といってくる。

いつものとおり塚ちゃんが出てきた。
「なんー?」