……………………………………… 翌日 あたしたちは悠仁さんを見送りにバス停まで来た。 「皆さん、たくさん迷惑をかけました」 悠仁さんは頭を下げた。 「でも皆さんに会えてよかったです…」 悠仁さんの声は泣いているように聞こえた。 泣き顔を見せたくないのかまだ頭を上げない。 「俺…、ちゃんと大切な人見つけたいと思います…」