そばにいてくれたからⅡ




「悠仁さん…」


「あいつ、バスこんな時間じゃもう来ないのに…」



悠仁さんは黙って正面をただ向いていた。



「…あたし行く!」


「有菜?」



あたしは悠仁さんのほうに行った。



「悠仁さん!」



すると悠仁さんは反応してあたしのほうを向いた。