「有菜!?」 礼羅は驚いた表情であたしを見る。 「有菜ちゃん…?」 悠仁さんも驚きながら叩かれた頬を触る。 あたしは悠仁さんの頬を叩いた。 「礼羅のことバカにしないでください!」 「有菜…」 「礼羅は弱くない!あたしのこと助けてくれた恩人だから!!」 「もういい、有菜」 礼羅はあたしの両肩を掴む。