そばにいてくれたからⅡ




「有菜ちゃん?」


「どうした?」



あたしの声に気がついてみんな一斉に見る。


礼羅は突き飛ばされて倒れている悠仁さんを見た。



「てめぇ!有菜に何した!!」



礼羅は悠仁さんの胸ぐらを掴んだ。



「…手に入れようとしただけだよ」


「お前…!!」


「何も進歩しない君に言われたくない」