「有菜ちゃん?」 「どうした?」 あたしの声に気がついてみんな一斉に見る。 礼羅は突き飛ばされて倒れている悠仁さんを見た。 「てめぇ!有菜に何した!!」 礼羅は悠仁さんの胸ぐらを掴んだ。 「…手に入れようとしただけだよ」 「お前…!!」 「何も進歩しない君に言われたくない」