そばにいてくれたからⅡ




すると腕からふたりの手が離れた。


進二さんがふたりをあたしから離してくれた。



「有菜ちゃん好きになるのは自由だが、痛がっているの感じるとかできないのか?」


「進二さん…」



進二さんにわかったのかな?


やっぱり進二さんはすごい人だ。



「さあ、さっさと飯作るからお前らも手伝え」


「はーい」