そばにいてくれたからⅡ




「おい、有菜」


「ん?」


「来い」



突然礼羅に腕を掴まれた。


そのまま引っ張られてどこかに連れてくと思った。



「ダメだ」


「わっ」



すると今度は悠仁さんが反対の腕を掴んだ。



「有菜ちゃんは絶対に離れさせない」