そばにいてくれたからⅡ




「けど赤髪には足りないものがある」


「は?」


「強引に手に入れること」



悠仁さんがそう言った直後あたしのおでこに何かが触れた。


「ちゅ」というリップ音が聞こえた。


ええ!?ちょっとこれってキス…!?



「俺はどんどん有菜ちゃんを手に入れる」


「なっ…」


「絶対に有菜ちゃんを俺のものにする」



悠仁さん…!