そばにいてくれたからⅡ




「礼羅…」


「有菜…」



あたしは階段のほうに駆け寄った。


そして礼羅に近づいた。



「ごめんね、あたしが悪かった」


「なんでお前が謝るんだよ、俺が…」


「礼羅は心配してくれたんだよね?」


「…!」


「だからあんなこと言っちゃったんだよね…」


「有菜…」