「礼羅、有菜ちゃん帰ってきたよ」 「早く部屋から出ておいで!」 「部屋?」 「礼羅、有菜ちゃんが出て行ったと同時に部屋に引きこもっちゃったんだ」 「だったら最初から言うなよって感じだよね」 礼羅… やっぱり悠仁さんが言った通りだったのかな… すると足音が聞こえた。 階段のほうを見ると礼羅がいた。