元気のない顔… まるで礼羅が言ってるみたいだった。 「さっきのお礼だ、話なら聞くよ?」 「……」 「そこのベンチ座ろう」 男の人はベンチに座った。 あたしも男の人の隣に座る。 「あっ、俺は黒田悠仁、大1だ」 「あたしは原田有菜です」 「有菜ちゃんか、どうやって書くの?」