「もう大丈夫なんですか?」 「ああ、さっきの赤髪のおかげでピンピンさ」 「よかったですね…、じゃあ」 あたしは再び歩こうとした。 すると腕が掴まれた感じがした。 あたしはまた振り向いた。 「元気ないよ?どうしたの?」 「いやそんなこと…」 「うそだ、元気のない顔してる」 「…!!」