そばにいてくれたからⅡ




「もう大丈夫なんですか?」


「ああ、さっきの赤髪のおかげでピンピンさ」


「よかったですね…、じゃあ」



あたしは再び歩こうとした。


すると腕が掴まれた感じがした。


あたしはまた振り向いた。



「元気ないよ?どうしたの?」


「いやそんなこと…」


「うそだ、元気のない顔してる」


「…!!」