そばにいてくれたからⅡ




「有菜があんな男構うからこんなことになるんだ!」


「ちょっと礼羅」


「有菜ちゃんはただ具合の悪そうな人を心配しただけだよ」


「んなの関係ない」



何さ…


確かにあたしだって悪いかもしれないけど、何かあるとすぐに人のせいにして…



「礼羅のバカ!!」


「あんだと!?」


「もう大嫌い!!」



あたしはそう言ってロッジから出て行った。