そばにいてくれたからⅡ




すると男の人は木に捕まりながら立ち上がった。



「君ね、少しは人の気持ち考えられないのかな?」


「ん?お前今朝女と揉めてたやつか?」


「話変えないでほしいんだけど」


「バスに酔うから女と別れるんだよ」


「……君こそその変な逆立っている髪、ださすぎるよ」


「はあ?」



なんかケンカみたいなの始まっちゃった…


礼羅と男の人はピリピリしている。