「有菜!」 「みんな!」 礼羅たちは荷物を置き終わって戻ってきた。 「あれ?その男は?」 「なんかバス酔いしちゃったみたい」 「そうなの?じゃあ薬出しましょうか?」 「ああ、いいよ、だいぶよくなったし」 「ぶっ」 すると誰かが吹き出した声が聞こえた。 みんなは一斉に礼羅のほうを向いた。