「んじゃ、先にお店戻ってる」 「礼…」 すると潤希くんが礼羅の肩を掴んだ。 「なんだよ?潤希?」 「いいか、一言も聞き逃すな、俺はこいつと付き合ってない、こいつはただ俺のことを心配してくれただけだ」 「潤希くん…」 礼羅は潤希くんの掴んだ手を振り払った。 「じゃあなんでふたりよくいっしょにいるようになったんだよ?」 「礼羅!」 「俺は戻る!」