そばにいてくれたからⅡ




「んじゃ、先にお店戻ってる」


「礼…」



すると潤希くんが礼羅の肩を掴んだ。



「なんだよ?潤希?」


「いいか、一言も聞き逃すな、俺はこいつと付き合ってない、こいつはただ俺のことを心配してくれただけだ」


「潤希くん…」



礼羅は潤希くんの掴んだ手を振り払った。



「じゃあなんでふたりよくいっしょにいるようになったんだよ?」


「礼羅!」


「俺は戻る!」