そばにいてくれたからⅡ




………………………………………



あたしはいつも通りお店に来た。


あたしがお店に来ると礼羅たちがいなかった。


さらに進二さんもいなかった。


みんな買い出しに出掛けたらしい。


テーブル席に行くと誰かが伏せていた。


もちろん潤希くんだ。



「こんなとこで寝たら風邪引くのに…」



あたしは自分のブレザーを潤希くんにかけようとした。