そばにいてくれたからⅡ




次の日の放課後


あたしはお店に来た。



「おっ、有菜ちゃん」


「進二さん、こんにちは」



進二さんの手には毛布がある。



「進二さんそれなんですか?」


「ああ、潤希のやつ寝てるんだ、季節の変わり目だし風邪でも引いたら大変だろうし」



潤希くんがお店で寝るなんて珍しい。