そばにいてくれたからⅡ




「んじゃロッジに荷物置いてくるから、男子どもは手伝え」


「あたしはどうすれば?」


「有菜ちゃんはここで待ってて、荷物置いたら戻るから」


「はい!」



男子たちは進二さんといっしょに荷物を置きに行った。


あたしは木の下で涼んでいようと思ってた。



「う~」



すると苦しそうな声が聞こえた。