そばにいてくれたからⅡ




「ってわけ」


「ふーん」



礼羅は首をかしげた。



「潤希のことは俺もあんまりわからないからな」


「そっか…」


「けど潤希とはいちばん最初に出会ったんだぜ?」


「そうなの?」



最初から光太郎くんと高秋くんに出会ってなかったんだ。



「出会いは中2のときでよ、俺はクラスのやつとケンカしてたんだよ」


「へー」


「その時潤希が殴られそうになった俺をかばってくれたんだ」