そばにいてくれたからⅡ




「高秋くんはただ千秋くんを守りたかっただけ、だから誰のせいでもない」


「有菜…」



千秋くんは涙目になりながらあたしのほうを向いた。



「千秋…」



千秋くんが呼ばれて振り向くと女兄弟が怯えながら立っていた。



「ごめんね…」


「春江、春子…」


「あたしだってみんなと暮らしたいよ…」


「あたしも、本当は家族みんなで暮らしたいよ…」