「高秋くんはただ千秋くんを守りたかっただけ、だから誰のせいでもない」 「有菜…」 千秋くんは涙目になりながらあたしのほうを向いた。 「千秋…」 千秋くんが呼ばれて振り向くと女兄弟が怯えながら立っていた。 「ごめんね…」 「春江、春子…」 「あたしだってみんなと暮らしたいよ…」 「あたしも、本当は家族みんなで暮らしたいよ…」