そばにいてくれたからⅡ




「高秋くん!」



あたしは倒れている高秋くんに駆け寄った。


首を触ったが意識はある。



「俺のせいだ…」


「千秋くん…?」


「秀秋が俺に殴りかかろうとしたら高秋がかばって…」



千秋くんは震えていた。


あたしは千秋くんの手を握った。