そばにいてくれたからⅡ




見えたのは倒れている高秋くんの姿だった。


千秋くんは泣き叫んでいる。



「誰だ!お前ら!」



すると礼羅は長男を壁に叩きつけた。


礼羅は長男の胸ぐらを掴む。



「何すんだ…」


「お前は家族にこんなことしてもいいのかよ?」


「ああ?」


「むかつくからこんなことしていいのかよ!!」



礼羅の怒鳴り声が部屋中に響いた。