「僕の話を聞いてくれ!!」 「!!」 高秋くんの声が聞こえた。 すると兄弟たちの声は聞こえなくなった。 「確かにここから出て行った、でもほんとは出て行きたくなかったんだよ!」 「そんなのどうせ嘘でしょ」 「違う…」 「高秋はみんなといっしょに暮らしたいだけなんだよ!!」 千秋くんの声が聞こえた。