そばにいてくれたからⅡ




「千秋、平気か?」


「うん」



ふたりは家の中に入っていき、奥のほうへ進んでいった。



「俺たちもベランダから見守るぞ」


「うん!」



残ったあたしたちも家のベランダに行った。


バレないようにそっと窓の外から覗いた。