そばにいてくれたからⅡ




「どうして人の許可なく勝手に調べるのかな?」


「ははは…」



高秋くんは礼羅の手首を掴む。


礼羅は痛そうな顔をする。


きっと握る力が強いんだろうな。



「いい?うちにちょっかい出さないって誓って?」


「………それは無理」


「なんか言った?」



高秋くんは礼羅の手首をさらに強く握る。