そばにいてくれたからⅡ




それは千秋くんの本音だった。


今まで高秋くん、いや兄弟みんなに言いたかったこと。



「高秋なんて卑怯な道に逃げたかっただけだ」


「千秋くん…」


「辛い思いしたくなかったから…」


「それは違う!」


「え…」