そばにいてくれたからⅡ




千秋くんを守れるのはあたししかいない。


お金は自分のはだいたいあるし…



「2万だ」


「わかりました」



あたしは財布を出しておじさんにお金を渡した。


おじさんはお金を受け取って行ってしまった。


とりあえずなんとかなった。


あたしは千秋くんのほうを向いた。



「千秋くん、なんであんな人にお金借りたの?」


「……食いもんなかったんだよ」


「食べ物…?」