高秋くんは幸せそうだった。 きっと千秋くんが自分のこと心配してるってわかったからかな。 高秋くんもきっと家のこと心配してるだろうな。 「おい、誰か買い出し行ってきてくれないか?」 進二さんが紙切れとカゴを持ってこっちに来た。 「あっ、じゃああたし行きます」 「よろしくね、有菜ちゃん」 あたしは買い出しをしにお店から出て行った。