そばにいてくれたからⅡ




高秋くんは幸せそうだった。


きっと千秋くんが自分のこと心配してるってわかったからかな。


高秋くんもきっと家のこと心配してるだろうな。



「おい、誰か買い出し行ってきてくれないか?」



進二さんが紙切れとカゴを持ってこっちに来た。



「あっ、じゃああたし行きます」


「よろしくね、有菜ちゃん」



あたしは買い出しをしにお店から出て行った。