そばにいてくれたからⅡ




「とにかく!今は高秋の心配事をひとつでもいいから減らそう!」


「うん!」



まずは高秋くんの家に入っている泥棒をどうにかしなきゃ!


高秋くんはアパートの正面から見て2階のいちばんはじっこの部屋に住んでいる。



「ん?」


「礼羅?」


「誰かいるぞ」



アパートのほうを見ると誰かがドアの前に立っている。