「とにかく!今は高秋の心配事をひとつでもいいから減らそう!」 「うん!」 まずは高秋くんの家に入っている泥棒をどうにかしなきゃ! 高秋くんはアパートの正面から見て2階のいちばんはじっこの部屋に住んでいる。 「ん?」 「礼羅?」 「誰かいるぞ」 アパートのほうを見ると誰かがドアの前に立っている。