泥棒にしてはおかしい。 普通金目のもの盗むのに… 「高秋、警察に連絡したほうがいいんじゃねぇの?」 「でも大切なもの盗まれてないし…」 「でも最近入るようになったならもしかしたら次はお金盗るかもしれないよ?」 「大丈夫だよ!」 高秋くんは笑顔を見せる。 いや、大丈夫じゃないから。 「それになんか安心しちゃうんだ」 「安心?」 「うん、なんでだろうね?」